父のエアストリーム・ドリーム

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引退した親父のエアストリーム・ドリーム

山梨県の白州に祖母から引き継いだ土地があることがわかり、「え、何それ? じゃあ今度行ってみよう!」と家族総出でおよそ100坪の広大な敷地と対面しました。

最初は40フィートサイズのコンテナをL字に入れて真ん中をウッドデッキと柵で囲ってペットと遊べる場所や、更地にしてテントを立てるだけのキャンプスペースはどうかというアイデアで盛り上がっていましたが、あるとき、私の父がこんなことを言い出しました。

「エアストリームっていうアメリカのトレーラーがある。それを入れてみたらいんじゃないか?」

エアストリームというのはトレーラーハウスの中でも歴史が古く、親父世代には“男のロマン”をくすぐられる代物なんだそうです。

確かに、独特の外観には“秘密基地”のような雰囲気があって、私たちからも見ても世代を越えたカッコよさを感じました。

当時、父は39年間勤め上げた教員の仕事を退いた直後で、以前から「引退したらキャンピングカーであちこち行きたい」と口にしていたことが、そのときあらためて思い出されました。

また、学生時代からずっとアメフト選手としてならしてきた父がいきなり家に閉じこもったら危ないんじゃないかという心配もあり、私は「親父の夢をかなえて家族の趣味を作ろう」と考えたのでした。

これが、「AIRSTREAM RESORTⓇ」の原点にある想いです。

※ちなみに、AIRSTREAM RESORTⓇ完成まで様々な案が出ました。

A案:コンテナを使用する案
→予算オーバー+コンテナを敷地内に運び込むことができず断念…。

Airstream resort白洲

B案:モンゴルのゲルを利用する案
→雪が降った際のリスクを鑑みて断念…。

Airstream resort白洲

C案:エアストリームトレーラーを利用した案
→いつでも移動が可能なことが決め手になりC案が採用